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March 2010

最近知人の紹介でクワバタオハラの小原さんと出会ったのですが、一時期ライブドアの検索急上昇ワードでもトップになっていた、ネットでも話題騒然の本、「オハラ的恋愛道 セキララ」が3/26に発売になりました。

とりあえず六本木駅の本屋にあった3冊は買い占めちゃいましたから!そういえば小原さんて婚活芸人代表格??

オハラ的恋愛道 セキララオハラ的恋愛道 セキララ
著者:小原 正子
販売元:主婦と生活社
発売日:2010-03-26
おすすめ度:5.0
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最近5年〜8年ぶりくらいに再会した方とお仕事の話をする機会がいくつかあったのですが、懐かしさもある反面、時の流れの早さに驚くばかりです。そりゃ年とるわけですね。。

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媒体者はeCPMでものを考え、広告主はROIで投資効果を判断する。ユーザー獲得系の広告はそのバランスの上に成り立っているものだと思います。しかし、この両者の視点の間には重なる部分が無く、中期的に同じゴールを目指す運命共同体には基本的にはなり得ないものです。

媒体の広告枠というのは、imp売りしていたり、クリック売りしていたり、成果報酬型(アフィリエイト)であったりと、様々な指標の単価で販売されています。媒体力と販売方法の関係でいうと、一般的には媒体力が高い方から、imp売り > クリック売り > アフィリエイトという順であり、また、それぞれ金額の妥当性という点においては、広告主は同種の媒体とのimp単価の比較やCPC単価の比較で高い安いを判断しますし、媒体者は業界のトレンドを見ながら媒体資料での値付けを四半期ごとに見直すというようなことが行われています。

しかし、実際この値付けに関しても、媒体者は「もっと高く売れたのではないか?」と考え、広告主側は「もっと安く買えたのではないか?」と考え、取引ごとに、損した得したという感情が常に存在しているような気がします。それは上記のどの販売方法でも同じことで、結局は出稿の継続うんぬんはROIがどうだったか?という中期的な目線で判断されることとなります。

その結果、単価が見合わないので出稿を停止するか、値下げを交渉し単価を下げて継続するか、ということになるのですが、eCPMとかCPAだけでは図れないものとして「ユーザーの質」という見えない指標が間に存在します。単価が割高の媒体の広告を買うのはこの「質の高いユーザー」を期待値を込みで購入するからだと思うのですが、その結果の評価はなかなか難しいものです。広告主にとって出稿費に見合った質のユーザーを送客できているかどうかを媒体者が把握するのも難しく、効果測定を十分に出来ていない場合も多々あると思います。

ただ、ネットサービス(特に課金系のサービス)においては、実は獲得したユーザーの価値というのは、課金額のライフタイムバリュー(ARPUx継続月)としてかなりの精度で測定できるものと思います。

中期的なサービス提携を考えるのであれば、冒頭に述べた「同じゴールを目指す運命共同体」であることが重要であり、そのビジネススキームはやはり「ライフタイムコミッション型のレベニューシェアモデル」であると思います。これにより媒体者と広告主の双方のモチベーションが、いかにマッチしたユーザーを誘導し、そのライフタイムバリューを高めることができるか?という共通の目的に働くことができるのだと思うのです。

もちろんこの提携モデルは簡単にはやめない前提であることと、それなりの事務処理が発生するのである程度の金額規模が見込めないとお互いハッピーにはなれませんが、逆に言うとそれぐらいガッツリ提携するつもりならば、この方式がよいと思うわけです。

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