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分かりにくいものは売れない世の中で…

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大塚英志の「物語消滅論」とか、東浩紀との対談の「リアルのゆくえ」で彼らが議論してたのは、最近の小説や映画などが、「マーケティングの合理性」に偏重し、動物的に消費できる、サプリメント的で分かりやすい作品ばかりになっているけど、それでいいのか?って話だった。
実は、小説とか文学を全くと言っていいほど読まないので、詳しい内容は分からないのだけど(笑)、何と言うか、世の中全般的に「分かりやすい作品」ばかりが商業的に求められていることに、それだけでいいんだっけ?というのは、最近よく思う。

その昔、私はゲームに随分と時間を浪費していて、ある時からあんまりやらなくなったのだけど、その経緯と上記の話とが、ものすごーく個人的にだけれども、つながった。

■「タイミングの競技」と「思考の競技」としてのゲーム

当時私がはまっていたゲームは大きく分けて、「広義のアクションゲーム」と「広義の知的ゲーム」の2種類あって、今考えると、それぞれの楽しさを次のように感じていたのだと思う。

「広義のアクションゲーム」とは、アクションゲーム、スポーツゲーム、格闘ゲームなどで、これらは結局、何かというと、「タイミングの競技」だと思う。リズムに合わせていかに正確に両手を動かすことができるかという、ある意味で楽器のようなものに近い。右を押しながらBダッシュをして、ここでジャンプ!P→KKP+Kを一定のリズムで「たん・た・た・たんっ」とタップする。バーチャファイターの精巧なシステム設計と、何十分の一秒という人間の動体視力の限界が試されるギリギリの戦いは、訓練すれば、ここまで人間は進化できるのか!?と感動すら覚えたものだ。(結局、毎度毎度のこと圧倒的な達人の技に太刀打ちすらできないんだけど。)

「広義の知的ゲーム」とは、RPG・シミュレーション・パズルゲームなどで、一定のルールに基づいて、あるストーリーの謎解きをしたり、戦略を競ったりするもので、いわば「思考の競技」である。「ぷよぷよ2」は衝撃だった。相殺という仕組みを取り入れたことによって、戦い方は、ただすばやく連鎖を積むということから「相手の積み方」や「連鎖の発動タイミング」を見ながら、連鎖を積みつつ、自分の発動タイミングを調整するという、明らかに高度な戦いになった。大学時代に学校も行かず、友達と夜な夜な勝負を繰り返していたのは、「思考の戦い」という中毒性に支えられていたのは間違いない。

「MYST」というゲームをご存知だろうか?大した説明書もなく、CD-ROMを入れると、何やら島のようなところにいて、指マークだけ出ている。カーソルを動かすと、どうやらモノを触れたり、画面の端にもっていけば右や左へと移動できることが分かる。ゲームの目的すら自分で探していくというドSなゲーム性に猛烈にワクワクしたし、最も私の心を鷲掴みにしたのが、ゲームの根底に、自然科学や物理現象に基づく論理的な謎解き、というテーマがあったことだ。その続編RIVENでは難易度がどんどんと増し、2週間以上、次に何をしていいか分からず、ひたすら島をうろうろしていた記憶もある。(結果的にこのゲームは、シリーズを追うごとにその世界観のキテレツさと難易度が、もはやついていけないレベルに達し、やらなくなってしまったw)

■そしてゲームは、より分かりやすくなっていった

しかし、こうした、私のようなゲームの楽しみ方をしていたものにとっては、好ましくない流れが起きていた。

「バイオハザード」というゲームは、操作方法が斬新で話題になった。誰もが最初にプレイした時、うまく走ることすらできずに、壁につっかかってるうちに、何も出来ずにゾンビ食われて瞬殺された経験がある人も多いだろう。しかし、それが、だんだん慣れてくると、最短距離で歩き、銃弾の無駄遣いもせず攻略できるようになるという、人としての「上達感」が絶妙だった。

しかし、シリーズを追うごとに次第にがっかりしていった記憶がある。「謎」が分かりやすすぎるのだ。これは謎解き系ゲーム全般に言えることだが、前述のMYST的なキテレツな難解ゲームを好む人は少数派で、当然広く大衆受けするものは「謎が分かりやすく、ヒントも豊富」なもののだ。2週間も次何をすればいいか、などと根気よくやるプレイヤーはだいぶ奇特だ。「謎」が誰にとっても分かりやすくなければ、というのは皮肉なものである。

そこで、ゲームは全体的にどんどんと分かりやすく、簡単になっていった。と思う。

バイオハザードでの具体的な例を、曖昧な記憶で語ってみる。例えば、どこかを歩いていると、向こうのほうで明らかに何かが光っているのだ。これは、おそらく光っていなくても近くに行って調べたりすれば発見できるのだが、発見出来ずに見落とす可能性があるから光っていたとしか思えない。そして、たとえば、何かを拾ったとしよう。何か水門をあけるようなレンチだったのだが、「レンチを拾った。六角の穴が開いているようだ。」と、形状まで言及するのだ。カギやレンチを拾って、それが合う場所と合わない場所があるのなんて、謎の王道中の王道ではないか。それを、これは「六角の穴が開いてる場所に使うのですよー」と教えてくれるなんて、さすがに親切すぎではないだろうか?

そして私は次第に何のためにゲームをやっているのか分からなくなった。作者の作った精巧な世界観の中で「思考の訓練」をすることもなく、ただただ時間をかけてやっていれば、「誰もがクリアできる」という大衆化されたゲームを楽しめなくなったのだ。

■衝撃のオートクリアモード導入

そして遂に、こんなものも登場した。

任天堂Wii、マリオで行き詰ったステージをコンピューターが自動でクリアしてくれる機能を導入

私にとってのゲームの楽しみは自分との戦いだった、そして時には作者との思考の戦いであり、ときには友人との競い合いだった。そういうものをすっとばして、エンディングだけを見るためにやるのがゲームなら、それはゲームという形態を取る必要がないのではないかとも思ったりする。

■分かりにくいものが売れない世の中で、本当に良い作品とは?

確かに商業的にこういう流れになるのは充分に理解できる。売れなければ採算は取れないのだから、ゲームに限らず、映画・ドラマ・音楽、全てにおいて大衆化というのは似たようなのトレンドを追っていると思う。東浩紀に言わせれば、この流れを切ないと憂う考え方自体が「もう時代に合わない」ということなのかも知れないが、それでもやっぱり、「はいそうですか」と素直に受け入れられない自分がいる。

そんな現代においても、必ず超一流と呼ばれる人たちはいて、私たちに心の底から感動を与えてくれる。その違いは何なのだろうか?スタジオジブリの鈴木敏夫はこう言う。

会社を大きくすることには全く興味がないんです。「好きな映画を作って、ちょぼちょぼに回収できて、息長くやれれば幸せ」と思っていたし、それはいまでも変わりありません。理想は「腕のいい中小企業」です。ジブリはディズニーのように世界中どこでも楽しめるグローバルスタンダードにはこだわっていません。それこそ僕と宮さんの毎日の世間話の中から、自分たちが追求してきた映像技術のなかから、結果として「時代性と普遍性」が立ち上がってくるような作品を作っていきたいと思います。
仕事道楽―スタジオジブリの現場

また、フェラン・ソリアーノ(元FCバルセロナ副会長)は「ゴールは偶然の産物ではない」の中でこのように書いている。
真の芸術品とそうでないものの違いは、耐久性および感情を呼び起こす力にある。真の芸術家は内に秘めた気持ちを作品で表現する。需要に合わせて生産したり、顧客に何を求めているかと尋ねたりはしない。芸術家はたいてい人をあっと驚かせ、感情を呼び起こす。(中略)「消費者に何が欲しいかと尋ねてそれを提供する」という20世紀のマーケティング論は、芸術や愛、イノベーションには通用しない。実のところ、21世紀のマーケティングにさえ通用しないのである。
第7章「イノベーション〜科学技術と芸術」

あえてグルーバルスタンダードを目指さず、町工場としてのジブリを貫き続けるジブリ、「ソシオ」というサポーターとその帰属意識を最も大切にし、スポンサーに頼り切らない運営方針のFCバルセロナ、どちらも簡単にはマーケティングに迎合していない。

「分かりにくいものが売れない」マーケティング中心の世界で、何を選択して勝負をしていくのか。私のような凡人とってのその課題は、きっとゼロイチの選択ではなく、どこかでバランスを取るべきことのような気もしている。

つづく。


au iPhone4Sのメーラーは、まさかの「デコメーラー」が最強(デコメ使わなくても)

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2012.3.21更新:
引き続き「デコメーラー」「au」で訪問される方が多いので更新しました。3月13日にKDDIから「au版「iPhone 4S」、Eメールのリアルタイム受信開始」というニュースがでました。これに伴いここへのアクセスも増えているようです。ですが、これ、やっちゃダメです!!デコメーラーが使えなくなります!!デコメーラー本家のFAQにもある通り、
AUのリアルタイム受信を行うとデコメーラーが利用できなくなります!
AUのリアルタイム受信をしない形であれば、デコメーラーと標準メールを併用出来ます。
誤って設定した場合は、再度パスを手動で発行しメールアカウント設定して下さい。
です。リアルタイム受信の設定をしてしまった場合(ワタシのように^^;)もう一回手動設定をして戻してあげてください。

正直、auのiphoneでメーラーがまともになる日は来ないと思うので、KDDIの中途半端な対応は鵜呑みにせず、デコメーラー先生の対応状況をまず確認する、というのが先決ですな。かならずや最高の状態でアップデートしてくれるので!

175x175-75実は買う前に一番悩んだのはezweb.ne.jpメールの貧弱さだった。色々問題あるんだけど、一番びびったのは15分間隔でしか自動受信されないこと。うそーん!これ、ネットでも結構話題になってて、メールの設定の仕方とかもKDDIのギリギリ押し込んだ感満載のお粗末さ。


で、この15分問題を解決するのはiCloudに転送だぜ!って記事をいくつも見たので、実際一旦それで転送設定をした。

iCloudメールへ転送する。名付けてezCloud!
http://www.appbank.net/2011/10/21/iphone-news/316956.php

au iPhone 4Sのezwebメールはプッシュ通知未対応、iCloudで解決
http://getnews.jp/archives/146152

ところが、その後にデコメ使いたいなあと思い色々いじくってたら、
実はiCloud転送なんかよりも最強なのは、AWALKERの「デコメーラー」ということが分かったのだ。

【主な特徴】
・無料アプリ
・ezweb.ne.jpに対応
・メールの自動フォルダ振分け可能
・メーラ起動にパスワード認証可
・プッシュ通知の内容を「差出人と内容を通知」「差出人のみ通知」「着信のみ通知」の3段階選べる

と、デコメ使わない人でもこれだけで充分最強。
そして、デコメ機能がさらにすごくて、

・デコメのインポートは当然可能(素材は有料サイト限定のアプリも多い)
・デコメの並び替え、フォルダ分けができる←地味だけど超便利
・デコブラウザがヤバい。WEB上のデコメ画像をインポートするのが最高に便利

さすがケータイ業界の雄AWALKERさん、おみそれしました。

なんか、あんまりにもauのiphoneだったらiCloud転送だぜ!ってのが多かったので勢いで書いてみた。

でも、とりあえず絵文字の文字化けは、KDDIさん、なんとかしてくれー。

デコメーラー: AWALKER co., Ltd
http://itunes.apple.com/jp/app/id398950862?mt=8

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先週末に聞いた話なのですが、Apple Storeのレギュレーション(?)が変わって、いきなり提供していたグラビア系のアプリが削除されてしまったようです。そういうアプリって結構あったと思うんですが、ガッツリいかれた方も多いのでしょうか?しかも削除しましたという事後報告だとか・・・(((( ;゚д゚)))

・ ・ ・ ・ ・ ・

情報過多のIT業界にいると、業界内(ホーム)での情報摂取に一杯一杯で視野が狭くなる状態に陥りがちです。特に近傍の情報のインプットに明け暮れて、本質的な思考をする時間を失いがちになっていないか、自分をヘルスチェックする必要があると思うわけです。

「ソーシャル・フィルター」という言葉を最近よく耳にするのですが、社内でもネット利用時間が少ないコンプレックスのある(笑)自分としては、このフレーズはかなり刺さっています。

より多くの人々が、ソーシャル・フィルターを通してニュースを選ぶようになってきている
http://d.hatena.ne.jp/masashitakamura/20090817/1250505194

ソーシャル・フィルター 情報収集・発信の相対化
http://zerobase.jp/blog/2009/09/post_71.html

最近の興味としては、ネット近傍の情報収集は今後ソーシャル・フィルターを利用して効率化できればいいかなと思っている一方で、飛び地の引き出しを増やすためにはアウェイの地での勝負が必要だと感じています。

勝負と言っても、もちろん勝ち負けの何かをするわけではなく、単純に会って話をするということなのですが、目から鱗の引き出しを発見するのは、やはり全く業界の異なる方と話していることの方が多いわけです。

また当然そういった方に貴重な時間を割いていただいているわけですから、自分の引き出しから同時に情報を発信し、有意義だったと思ってもらえる時間にすることが必要です。これができなければ次のチャンスはいただけません。これが「アウェイの勝負」と表現する所以です。

そうしてアウェイで得た飛び地の引き出しを、自分の業界へ応用するとどうだろう?と考えると、意外に本質的なニーズに集約されることがあります。この思考をする時間を得られることが実はとても貴重なんだと思うわけです。

2010年、より幅広くの人に興味を持ってもらえる人間になるために迷走している年男(私)を見ても、皆様どうか暖かく見守ってください。

・ ・ ・ ・ ・ ・

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おすすめ度:5.0
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最近話題のUstream Broadcasterを使ってみました。エライ時代になりましたね。。。これは。

ここまで簡単にLive配信ができるとは・・・うちのワンコも不思議そうに見ております。

モバイル受託開発時代にも、時々FOMAのVライブとかライブ配信の案件とか耳にはしましたが、当時は画質の問題とか、コストの問題とかいろいろ障壁があったので結局そんなに流行らなかった印象があります。

日本でネットサービスをやっていると回線コストが気になってしょうがないですが、Youtubeといい、Usteamといい、違う土俵でここまでのことができるのは脅威というよりは、純粋にスゴイと感じるばかりです。

間違いなくイノベーションだとは思うのですが、どんどん法律が追いつかなくなっていっている気もしていて、、、コンテンツホルダーは悩みが尽きないのではないでしょうか。iphone持ち込み禁止とかできないですもんね。。

とはいいながらも、スポーツの試合中継とか、イベントの生中継とかを個人がガンガンできるようになって、個人の発信力が高まっていくのは、個人としても会社としても大歓迎です。

いやしかしすごいことになってきました。

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最近ようやくiphone買いまして、星の数ほどあるiphoneカバーの中から、これは誰も持ってないだろうと思って買って会社にきたら、向かいの席の営業ともろかぶりでへこんだ。。。いつか間違えるな・・・

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ブログの更新をまめにできる人にいつまでたってもなれないので、今週だけでも毎日更新する人になります。と、宣言して自分を追い込むテスト。

最近忘れっぽいのはこれのせいでしょうか?
http://www.cyzowoman.com/2009/12/post_1188.html

思いついたことを忘れないようにToDoリストに入れようとしてPCに向かった瞬間にはすでに忘れているという病魔に襲われ中で、ついにiphone買ったからevernoteのiphoneアプリでいつでもメモれるぜーっと喜んでますが、そういう問題解決方法でいいんだっけ・・・と逆に不安になったりもします。

・ ・ ・ ・ ・ ・

有限な時間の効率化することがインターネットの最大の革命だと思うのですが、せっかく生涯かけてやるなら、本質的に人を幸せにする仕事を成し遂げたいものです。

・インターネットがなければ到底到達できなかった情報を得ることができる
・インターネットがなければ到底集められなかった量の情報を得ることができる
・インターネットがなければ到底コンタクトできなかった人と繋がることができる

情報を得ることに関しては、他人の活動を共有することで時間の効率化をできることと、技術的に情報収集手段が発達している点においてインターネットは革命だと思います。wikipediaに始まり、ブログ、twitter、SBMなどにより、自分に必要な情報を圧倒的に早いスピードで得ることができるようになりました。

ただ人との繋がりに関しては、日本はまだまだ遅れていると思うのです。インターネットへの偏見というか、日本独特のネット文化がそれを阻害している気がしてなりません。やはり最近の興味は、いかにネットの活動とリアルな生活をつなげて、本質的な幸せを得られるような仕事をやりたい、というところにあるのだなと改めて気付きました。

恋愛や結婚はもちろんですが、ビジネスや趣味友など、ネットを利用して繋がり、リアルな生活にフィードバックできるサービスをもっともっと生み出していきたいものです。

よし、がんばろう。

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